野菜を育ててみよう②徒長ってなんだ?

2016年05月18日

こんにちは。草田です。
さて種子を植えてからおよそ1週間が経ちました。

今、どんな感じかというと、
野菜を育ててみよう②徒長ってなんだ?
こんな感じです。

真ん中で一番旺盛に育っているのが胡瓜。
左側の少し芽が出ているのがトマト。
未だに何の変化もないのが茄子。

……野菜を何度か育てたことのある人なら、きっと私にこう言うでしょう。
「ちゃんと育てろよ!」
なぜなら、胡瓜もトマトも徒長しているからです。

「徒長ってなんぞや」と思う方へ説明しますと、
徒長とは植物の枝や茎が間延びして伸びること。
一言でいえば「もやし」状態です。
その理由は肥料過多などいろいろあるのですが、
今回は完全に日照不足が原因でした。
(実はもやしは種子を暗所で育てています。)
ある事情があって芽が出るまでは屋内で育てていたのですが、
そこは壁際で日当たりが悪かったのです。

「なんだ草田、そんなところに置くなんて馬鹿だろ(笑)」
とみなさん思ったかもしれませんが、
私もなんとなくそこへ置いたのではありません。
これには二つ目のキーワード嫌光性種子が絡んでいるのです。

嫌光性種子とは読んで字の如く、光を嫌う種子のこと。
要は光がない方が発芽し易いのですね。
今回育てている中だと、茄子とトマトがそれに当たります。
前回記事にも書いたように種の蒔き時は過ぎていたので
焦った私は早く芽が出てほしいがために、暗い所に置いたのでした。
ところが、茄子の種は※休眠状態に入っていて、一向に芽が出ず、
その間にトマトと胡瓜が日陰で育ってしまったがために
このようなことが起きてしまいました。
早くもピンチです!!

時間があるのなら植えなおしたいところですが、生憎5月ももう後半戦。
失敗したらその時だと、とりあえず開き直ってこのまま頑張ります。

ということで今できる対策は……
①徒長した芽を抜く
野菜を育ててみよう②徒長ってなんだ?
前回の記事に書いたように、
一か所につき種子を2~3粒ずつ植えているので、
生長の良くない芽は抜いてしまいます。
「もったいない」と思う方もいるかも分かりませんが、
プロの農家さんでも間引きは当たり前の作業。
早めに対応して大惨事を防ぎましょう。
(既に大惨事という突っ込みはなしでお願いします(汗))
野菜を育ててみよう②徒長ってなんだ?
写真を例にすると、一見生長のよさそうな長いヤツは、
思い切って抜いてしまうということです。

②覆土する
野菜を育ててみよう②徒長ってなんだ?
土を茎までかけて、茎の一部分を根っこにしてしまうのです。
そうすれば必然的にもやしみたいな部分は少なくなります。

③日に当てる
野菜を育ててみよう②徒長ってなんだ?
少し手間ですが、昼間は日に当てて、
夜は屋内で温度を稼ぎます。

とりあえず今できるのはこんなところですかね。
あとは早めにプランターに植え替えてあげればなんとかなるかな……。
まだ1週間も経っていないのに
農家さんの大変さを身に染みて感じています。

※休眠状態とは、種子が寝ている状態のこと。
よく分かっていない部分も多いのですが、
動物の冬眠と同じように種子も眠っていると考えて下されば結構です。


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Posted by ビオ・あつみ at 12:06│Comments(0)草田の農家さん訪問日誌
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